計画無痛分娩で出産したので1日の様子を記録してみた

子育て

こんにちは、ざうるすです。
先日私は計画無痛分娩で第二子を出産しました。2016年の若干古いデータではありますが日本では6.1%の妊婦さんしか無痛分娩をしていないということで、もしかしてこれから無痛分娩を検討されている誰かのために、今回の出産がどんな感じで進んでいったのかを個人の体験として記録してみようと思います。

私も全部終わった後で思い出しながら書いているということと、産院ごとに方針が違い全く同じ様になるわけではないので、軽い参考程度に読んでいただけると幸いです!

では早速!

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前置き:入院1週間前に分娩日決定

私がお世話になっている産院では麻酔科の先生が非常勤であることもあり、無痛分娩を希望する人は全員入院日を予め決めてからの計画無痛分娩になっていました。

私の入院日は、赤ちゃんの成長の様子をみて実際の入院日の約1週間前に決まりました。この時点で赤ちゃんの推定体重は2800gを超えており、子宮口も1cmくらい開いていました。入院日は37週を過ぎたところで、ちょうど正産期に入ったところでした。

じゃあこの日に産みましょうか。と言われたときには、おお…誕生日がそんなふうに決まるのか…. と一瞬怯みましたが、はいという以外の選択肢はなくその提案された日に産むことが決定しました。

正産期ではあるものの、早めに出てくる赤ちゃんは呼吸器の準備が万全ではない可能性があるということで、呼吸器の成熟を促すための注射を打ってもらってから帰宅しました。

以下、当日についてです。

7:30 入院

入院したら早速ベッドのある部屋に案内され、赤ちゃんの心拍を確認したり助産師さんの内診を受けたりしました。この時点で子宮口は1.5cmくらい開いていました。

指先にパルスオキシメーター(?)のクリップを装着したり、15分毎に血圧を測定してくれる機械などに繋がれました。

赤ちゃんが元気なことが確認できたら、早速点滴の針を刺して陣痛促進剤の投与が開始されました。開始時点では1時間に30ml落ちる量が設定されていました。

8:30 促進剤を増量

なんとなく、生理前のお腹の張りのようなものを感じ始めるものの、身体が適応したのか一旦それも収まったので促進剤の量が40ml/hに増やされました。促進剤の量をどこまで増やすかは完全にその人その時次第だということでした。

私の中で、人工的に陣痛を起こすということに若干の恐怖感があり、促進剤を投与し始めたらすぐにお腹が痛くなることを想像していましたが、全くそんなことはありませんでした。

9:30 麻酔開始

まだ痛みは感じていなかったものの、私がお世話になった病院では痛くなる前から麻酔をかけて完全に痛みを取り除く方針だったため、早々に背中に管を入れられほんの少量ずつの麻酔が投与され始めました。

最初に麻酔が効き始めたときは、足に冷たい保冷剤をあててどの程度感覚があるかの確認をされました。まだ両足ともに冷たいのは分かる程度でしたが、同じものを手で触ったときのほうが冷たく感じたので明らかに感覚は麻痺しはじめていました。

この後から出産まで、麻酔科医の先生がちょこちょこと顔を出して毎回丁寧に私の感じ方や陣痛の波形を確認し、それに合わせて麻酔を調節しながら追加していってくれました。おかげさまで痛みは本当にありませんでしたが、痛みがないからといって陣痛が進まないということは全くないと説明していただきました。

11:00 子宮口は7cm/人工破膜

気が付かないうちに促進剤の量が70ml/hまで増えていました。(私の場合、結局この値がMAXでした)

助産師さんに再び内診をしてもらい、その時点で子宮口は7cm開いていましたが赤ちゃんのいる位置がまだ高いということで、更に降りてきてもらうために先生が人工破膜の処置を行いました。

人工的に破水をさせると聞くとそれも痛そうに聞こえるのですが、麻酔が効いているのでちょっとした衝撃というか振動というか…を感じただけでした。

前後関係は忘れてしまいましたが、赤ちゃんの酸素が足りなくて苦しくなっているということで、私はマスクを装着させられて、それと同時に一旦促進剤の投与も停止されました。

そこからおおよそ1時間ほどでマスクも外され赤ちゃんも正常な状態に戻ったような記憶です。

13:45 子宮口ほぼ全開

子宮口がほとんど全開近く開きました。ただ、一部分だけ開いていないところがあるとのことで、点滴が完全な全開を促すための薬に替えられました。副作用として、目のかすみを感じるかもしれないと言われましたが、特に何も感じませんでした。

14:10 子宮口全開

点滴のおかげもあり、子宮口が全開になりました。

ここまで、本当に痛みはありませんでした。たまに中で赤ちゃんが動いているのを感じたり、下に向かって押しているような感覚があったりするだけでした。

押されているのすらほとんど感じませんでしたが、陣痛は規則的に来てどんどん進んでいっていたようでした。

14:30 最終処置〜出産

いつの間にか分娩台の周りに複数の助産師さんが集まってこられていて、バタバタと最終準備が行われていました。

子宮口は全開になったものの赤ちゃんが最後の狭いところで若干引っかかっていた様子。もしそこから出られない時間が続いたら赤ちゃんが危険なので、最悪は帝王切開に切り替えますからと先生から最後の念押しがあり、会陰切開と吸引で頑張ってみることに。

引っ張るタイミングとお腹に力を入れるタイミングを合わせて、ついに無事産まれてきました。ほんの少しだけ、腕の中に抱かせてもらいました。

15:00 産後の処置

私は会陰切開で切ってもらったところの縫合をされ、部屋に戻してもらえることになりました。ただ、麻酔がかなりしっかりと効いて足の感覚がほとんどなく、自力で立ち上がることが出来なかったため助産師さんに抱えてもらって車椅子での移動でした。

この間赤ちゃんはというと、別室で温めてもらったり綺麗にしてもらったり、呼吸を整えてもらったり計測をしてもらったりと忙しくお世話をしてもらっていました。

元気なことが確認できたので少しだけお部屋で面会させてもらい、その日は新生児室に預けてお別れしました。

17:00 徐々に足の感覚が戻ってくる

なんとなく足の感覚が戻ってきたので、もしかしてそろそろ自力でトイレにいってみる?と助産師さんに聞かれ一緒に試してみるものの、実際に立ち上がると膝がカクッと抜けそうだったので即断念しました。

ベッドの上で膝を立てたり動かしたりすることはでき、足の裏の感覚が戻る程度には麻酔が切れてきていました。

この時点で、背中に刺さっていた麻酔用のチューブも抜いてもらい、血圧計など他のものも外してもらいました。念のために点滴用の針だけは刺したままコンパクトにまとめられて腕に残していました。そちらは翌朝抜いてもらいました。

この日はシャワーが出来ないので身体を拭いてもらい、パジャマに着替えました。

18:45 お腹が空く…

朝ごはんを食べて以降ここまで何も食べていなかったので、かなりお腹が空いているもののなかなか夕飯が配膳されないので、もしかして忘れられてる!?と急に心配になり…助産師さんに確認しました。

麻酔が効いている状態でご飯を食べると吐いてしまうことがあるため、取り置きしてもらっている状態だったということを知りました。そういえばそんな話を聞いたような…(^_^;)

ついでに傷口の様子を確認してもらい、この時点で自力でトイレに行けることを確認、体温と血圧を測定した後で夕飯OKになり、配膳してもらいました。

19:00 待ちに待った夕飯

久々の(?)食事だったからか、麻酔の後だからなのか、食べている途中から若干動機がするような違和感はあったものの吐き気はなく、それもすぐに落ち着きました。

食後用に処方された子宮収縮のための薬と抗生物質、出産前にもらっていた貧血用の鉄剤を飲んで、その日は終了。21時ごろには寝ました。

…という、入院日(出産日)当日の流れでした!

私にとっては長い1日となりました。細かいところはどんどん忘れていってしまうので、こうして書き留めておいてよかったなと思います。

これから始まる新生児(とお兄ちゃん)の子育て、楽しんでいこうと思います。

ではまたっ!

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