半年間勉強してケンブリッジ英語検定CAEに合格した時のはなし

学び
こちらの記事は2019年に私自身が別のページに書いたものを加筆修正したものです。コピーされたコンテンツではありませんのでご安心ください。

こんにちは、ざうるすです。
しばらく前のことにはなりますが、ケンブリッジ英語検定CAEを受験しました。受験の結果は、C判定でのギリギリの合格でした。

ケンブリッジ英検に関してはネット上にもTOEICや英検ほどの情報量が無いので、一個人の体験談として誰かの参考になればと思い、そして私の思い出としても書き残しておこうと思います。

ざうるす
ざうるす

ちなみに、2016年には独学でFCEを受験しています。
その時のことも別の記事にしていますので、もしよろしければ読んでみてください。

FCEを受験したときには日本で独学しましたが、今回はオーストラリアの語学学校にて対策コースに通いました。語学学校の在学期間としては、対策コースに入る前に12週間+対策コース12週間の合計半年間です。

こちらのページでは、使った教材や勉強方法等試験当日までにやった事をご紹介したいと思います。私と同じように語学学校で対策コースに通われている方や、独学で頑張っている方たちの参考になれば良いなと思います。

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ケンブリッジ英語検定とは

ケンブリッジ英語検定は、英語学習を楽しく、効果的で、達成感のあるものにする検定試験です。ケンブリッジ独自のアプローチは、英語力向上のための明確な道のりを示して、継続的な進歩を推奨します。学校(幼小中高)、一般、高等教育、ビジネスパーソン対象の資格試験を提供しています。

https://www.cambridgeenglish.org/jp/

ケンブリッジの公式サイトには上のように書かれています。

ケンブリッジ英検は世界各地で実施されている英語検定であり、ヨーロッパ圏ではかなりメジャーな検定試験です。日本で就職活動のときにTOEICの高い点数が加点となるように、ヨーロッパではケンブリッジ検定の資格を持っていることが加点になるそうです。

試験は、

  • リーディング & 文法
  • ライティング
  • リスニング
  • スピーキング

の4つのパートからなっており、全体のスコアが8割以上で合格になります。

試験のレベルは下記表の5段階になっています。(より正確には、ヤングラーナーズというKETの下のレベルもあります)

C2 Proficiency (CPE)
C1 Advanced (CAE)
B2 First (FCE)
B1 Preliminary (PET)
A2 Key (KET)
ケンブリッジ英語検定レベル表

今回私が受験したのは、上級であるCAEです。では本題に入ります。

勉強し始めたときの英語力

2016年にFCEに合格してから全然勉強もせず殆ど英語も使わない環境で暮らしていたので、もしかしたらFCEでも不合格になっていたかもしれないくらいの英語力からのスタートでした。

ここからCAE合格圏内まで英語力を伸ばせたのは、勉強する方向性ややるべきことを教えてくれた語学学校の担任の先生のおかげだったと思っています。感謝感謝です。

もちろん家でも一人で沢山勉強しましたので、当時先生におすすめされた教材も含めて、どうやって勉強していたのかを紹介していきたいと思います。

メインで使った教科書

懐かしの教科書

【Cambridge English: Advanced Result: Student’s Book and Online Practice Pack】

授業ではこちらの教科書を中心に勉強を進めていきました。この本を使えば、ケンブリッジ英検で頻出のトピックを網羅することができます。

ケンブリッジ頻出トピックとは、例えば文化・伝統、自然、社会問題、犯罪、芸術、歴史など。日本語で話題になっても詳しく話すことが出来ないような内容や、考えたこともなかったようなことが取り上げられていたりもします。

外国語で知らない分野を学ぶことは大変ですが、英語を通して英語以外のことも学べて一石二鳥ということで、私にとっては楽しかったです。こちらの本はアマゾンでも売っているので、日本でも手に入ります。

自習で使った無料のウェブサイト

リスニングでとにかくお世話になったのがこちらのサイト。Engexam.infoです。無料とは思えないほど練習問題数も多く、本番と同じ問題形式で色々練習ができます。スクリプトもあるので自習にはとてもおすすめです。(FCEの問題もあります)

私はこのサイトを1周全問使って、話の内容を忘れた頃にまた最初から繰り返しやっていました。もし話の内容や答えを覚えていたとしても、CAEのスピードについていく練習としては十分トレーニングになったと思います。

私は主にこちらをリスニングの練習に使用しましたが、リスニング以外の課題も載っていますので、時間のある方は是非挑戦してみてください。

その他、Exam EnglishLyrics Trainingも利用していました。Lyrics Trainingは、洋楽に合わせて歌詞を打つだけなのでただのゲームのようにも感じますが、私は聞き取れなかった箇所を文法的に推測できないかどうかを考えながらやっていたので、Use of Englishの練習にもなりました。洋楽好きな方には結構おすすめです。

上記3つはどれも学校の先生に勧めてもらったものです。

自作の単語帳

この写真を載せるのはちょっと恥ずかしい気もしましたが…こちらが当時の私が作っていた単語帳です。このページは、犯罪に関するトピックをやっていた頃ですね。

よくあるサイズのノートを半分に区切って、左にその日出会った知らない英単語、右に日本語を対応させて書いていました。可能であれば品詞も書いたほうが良いと思います。

CAEに向けて勉強していると毎日沢山知らない単語に出会うことは当たり前なので、あとから見返してまた勉強できるように、知らない単語をみかけたらとりあえず左側の英単語部分に書き写し、家に帰って右側を埋めたりしていました

ざうるす
ざうるす

オリジナル単語帳って、後から見ると感慨深いものがありますね。しみじみ。

ノートの最初の方のページに書いた単語をあとから見ると、「あの頃は、こんな単語も知らなかったんだ。成長したなぁ〜」と思えたり。逆に、「この単語何…??? 書くだけ書いて覚えてないじゃん!」とショックを受けることもあったり。

まぁそこはあまり気に病まず、何度もパラパラ時間があるときに見返して、オリジナル単語帳上にある知らない単語を減らしていきましょう。

とにかく過去問!実践!

過去問&繰り返しの実践が一番大事です!

CAEの対策コースにいた12週間の間、過去問や模擬テストを何セット、何十セットとやりました。一度やって終わりではなく、特に一問一答のような文法問題は何度も繰り返してやりました。地道ですが、繰り返しやっていくことで徐々に見たことのない問題でも正答率が上がっていったように感じます。

本番と同じ形式の練習をするのであれば、この本が結構おすすめです。

私はこれらの本をコピーして、そこに書き込んで勉強していました。かなり真っ赤になったプリントの束を今でも思い出に持っています。紙の束なんて荷物になるし、帰国のときに潔く全部捨てて帰っても良かったのですが、繰り返し使いすぎて愛着が湧き、捨てられませんでした。。。

もし試験に落ちていたら、また同じその真っ赤なプリントを使って勉強しようと思っていたのも事実です。そのくらい、実践問題に日々触れることは大切です。

そして、CAEに合格しました

こちらが私の結果スコアです。ギリギリなので自慢できるものではありませんが、合格できるかどうかギリギリのところだったのでGrade C判定でも本当に嬉しかったです。

語学力は、短期間で伸びを実感するのは難しいと言われます。しかし今回は、元々FCEも怪しいレベルだった英語力をCAE合格まで持っていけたので、たった半年間ではありましたがCAEに向けて頑張った時間はとても有意義なものになったと思います。

日本ではまだまだ認知度の低いケンブリッジ英検ではありますが、この記事が誰かの参考になれば良いなと思います。

ではまたっ!

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